こんにちは。
国民民主党埼玉県第4区、新座市、朝霞市、志木市、和光市を選挙区といたします衆議院予定候補の、あさの克彦でございます。

本日は、「ウォーターフォール」と「アジャイル」というものについてお話をしていきたいと思います。

初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれませんが、これは元々IT用語だそうです。
ウォーターフォールと言うのは、プログラムを作る時に、水が落ちるときの水の流れの方向のように、最初に大方針、及び細い仕様など、全ての道筋をちゃんと決めてから始めることです。
水が落ちるときのように途中での変更は難しいですが、その代わり何の問題もなくスムーズに流れることが期待できます。
これがウォーターフォール型です。

それに対してアジャイルというのは、スタート地点と目的地だけ決めておいて、道筋は進めながら考えていくという方法です。
おおよその方向が決まっていますので、方向をたどりながら行けば良いわけです。
ただし途中にもしかしたら大きな岩があったり、大きな穴が開いているかもしれませんので、そういったことを避けながら進めていきます。
完成までに発生する様々な課題に一つ一つ対処しながら進めていきます。
アジャイル型のメリットはスタートが速いということです。
先ほど申し上げたウォーターフォール型ではすべての道筋が見えてからスタートしますので、最初のスタートは非常に時間がかかってしまいます。
アジャイル型の具体例ですと、最近の携帯電話のOSなどがそうです。
まず大まかに出来ることを決めて出しておいて、あとはアップデートの中で細かい変更をかけていくことで様々な不具合に対処していくという方法です。

どうして今この話をしたかというと、日本の政治はそろそろウォーターフォールからアジャイルに変わっていかなければならないということを思っているからです。
日本の政治は、ともするといつも完璧を求めて、なんの問題も起きないように、どんな課題も発生しないように完璧なものを作ってから法律や制度としてスタートさせます。
しかしそんなやり方をしている間に、2年も3年も、あるいは5年、10年と課題を放置することになってしまいます。
そうではなく、課題が見つかった瞬間に、まず対処する法律や制度ををすぐに通して、それに対してさまざまな問題が出てきた時には一つ一つ全て対処していけばいいのです。
スピードアップが求められますが、対応が速くなるというメリットがあります。
こうしたことに応えられる政治体制をどの様につくるかというのが大事ではないでしょうか。

様々なスキャンダルであったり、あるいはくだらない失言に対する議論をしている内は、こういった素早い対応は出来ません。
常にどんな課題があって、今動かしている法律や制度の中にどんな問題があるかということにアンテナを張って常に取り上げながら、そしてそれを一つ一つ改正していくというやり方を導入していかない限りはなかなか上手くいきません。

そして同時に、国会も通年議会にすることが必要です。
通常国会が何日から何日までと決まっていて、最終的には日程闘争になり、不信任案を出すか出さないかというような話をするのではなく、一年中国会が開いていて必要に応じて常に議会が開かれ、委員会も本会議も常に素早い対応を可能にしていく体制を整えることが必要だと思います。

そしてこれを支えるためのシステムというのは、やはりIT技術を駆使することが必要になります。
そのIT技術に対して今問題になっているのが、レガシーシステムと2025年の崖という課題です。
ウォーターフォール型からアジャイル型に変わっていくために必要なITシステムの更新については、また次の動画でお話をさせていただきたいと思います。

まずは皆さんも頭を切り替えて、問題が出たから悪いのではなくて、問題に対応する速度を上げることが大事なのだという角度から物事を見ていっていただきたいと思います。
あさの克彦のご意見でございました。
皆さん方はどう思われたでしょうか。
本日もありがとうございました。